有責配偶者からの離婚請求に毅然と対応し、クライアントの権利を擁護した事案

事件の概要

婦ともに３０代半ば、小学校低学年のお子様が一人。男性側が不貞行為の相手方との再婚を望み、クライアントに離婚を請求してきた事案。

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当事者間での交渉段階では、クライアントは、男性側の一方的な主張に丸め込まれかけており、精神的にもかなり弱った状態にあった。クライアントが法律相談にいらしたのは、クライアントにとって不利な条件で離婚に関する合意書を締結する直前であった。

当所はクライアントに対し、有責配偶者からの離婚請求について法は厳しい態度で臨むことを説明し、男性側の言いなりに離婚する必要は全くないことを説明した。 また、交渉にあたっては、男性側に対して、法的な観点から毅然とした態度で臨み、最終的には離婚に応じて、クライアントとお子様の将来を見据えて、当初の相手方提示の条件よりも、クライアントにとってかなり有利な条件で公正証書を作成することができた。