経営権争い

相談内容

商社である甲社は、事業拡大のために子会社乙社を設立し社外から社長丙を抜擢して、乙社の株式30パーセントを保有させました。しかし、丙は甲社の意向を確認することなく無理のある資金調達を行ったり、不適切な営業活動を行ったりして、乙社の業績を悪化させました。甲社は丙を解任して株式を取り戻したいということで相談を受けました。

当事務所の活動

当事務所では、乙社の株主総会で丙を解任する手続をアドバイスして、丙から株式を買取る交渉を行いました。株式については、強制的に株式を買い戻すことはできないですが、業績悪化についての取締役の責任を主張して、最終的には話し合いで株式を買取ることができました。